体が老化する原因

老化のスピードを遅らせ、いつまでも若々しくいるためには、体が老化する原因を知っておく必要があります。
40代以降の中高年女性の体に現れる老化の原因としては次のようなものが考えられています。

体が錆びる

体が錆びるとは、体を構成する細胞が酸化することです。
1956年にハーマンによって提唱された「フリーラジカル説(酸化障害説)」が有名ですが、これは体の中に溜まった活性酸素がDNAやタンパク質、脂質などを酸化することにより、老化を引き起こすというものです。
金属の鉄が長い間に錆びて変色するように、体の細胞も酸化により錆びるのです。

具体的には、血管がもろくなって動脈硬化による脳疾患や心疾患が起こりやすくなります。また、内蔵機能の低下、皮膚のシミやシワ、眼の疾患、脳機能の低下なども現れてきます。

人間の体には、このような活性酸素の害から身を守るための抗酸化酵素が備わっていますが、40歳を過ぎる頃からこの抗酸化酵素の生成機能が低下するため、活性酸素のダメージを受けやすくなります。

この酸化の原因となる活性酸素は、タバコや紫外線、食品添加物、大気汚染などによりさらに増加します。アンチエイジングでは、いかに活性酸素を増やさないようにするかが重要なポイントになっています。


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ホルモンの分泌量が減少する

体の各機能を調整する役割を持つホルモンの分泌量の減少も、老化と大きなかかわりがあります。
特に成長ホルモンは、30歳を過ぎる頃から徐々に減少し、さまざまな老化現象とも言える体の変化をもたらします。

また、更年期に入る40代半ばからは、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌が急激に減少します。
その結果、抜け毛が増えたり、肌の弾力や柔らかさが失われ、シミやシワができやすくなります。

ホルモンの減少に伴い、体内の水分や筋肉が減る一方で脂肪が増えるので、腰周りがどっしりとした中高年独特の体形になります。

その他、免疫力が低下して病気にかかりやすくなったり、骨がスカスカになる骨粗しょう症も現れやすくなります。

精神的な変化

中高年になって、夢や感動、生きる目的などを失ってしまい、惰性で毎日を暮らすようになると精神的な老化として現れます。

何を見ても、何をやってもつまらなくなり、このような状態が長く続いてうつ症状を現わすこともあります。精神的な老化は、もろに体の老化へとつながります。

生き生きと張りのある毎日を過ごしている中高年女性の方は、肌色もよくツヤツヤとして若々しさを保っていますが、暗い表情で毎日を送っている方は、肌色も悪く病気がちになります。

アンチエイジングは、この精神的な老化も視野に入れた対策が必要となります。

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