まぶたの下がけいれんする顔面ミオキミア

まぶたの下がピクピクとけいれんする病気として、最も多く一般的なのが「顔面ミオキミア」です。

目の周囲をうず状に取り巻いている「眼輪筋」と呼ばれる筋肉の一部が、ピクピクとけいれんするもので、目の疲れや体の疲れ、睡眠不足などが原因で引き起こされます。

「眼瞼ミオキミア」、「眼輪筋ミオキミア」、「眼輪波動症」とも呼ばれます。


顔面ミオキミアの原因

眼輪筋の一部がピクピクとけいれんを起こす「顔面ミオキミア」は、健康な人でも一時的に起こることがあります。

パソコンやスマートフォン、テレビなどの液晶画面を長時間見続けたり、細かな作業を長時間続けたりして目に負担がかかり過ぎたことが原因となっています。

また、睡眠不足が続いたり、ストレスが溜まっている場合にも起こることがあります。

この眼輪筋のけいれんは、下まぶたに多く起こりますが、時には上まぶたがけいれんすることもあります。

通常は短時間で自然に治まりますが、まぶたのピクピクが何日も続いたり、けいれんがだんだん強くなる場合は、眼科の専門医または脳外科を受診してください。

一部の脳腫瘍や炎症、神経変性疾患、多発性硬化症、外傷後にも病的なミオキミアが起こる場合があるからです。


顔面ミオキミアが起きた場合の対処法

顔面ミオキミアは、目の酷使や心身の疲労、睡眠不足が原因の場合が殆どです。

一過性のものであり、自然に治まりますが、まぶたが自分の意思とは無関係にピクピクとけいれんを起こすのは、やはり不快であり、何らかの病気があるのではないかと不安にもなります。

けいれんが起きたら、まずは目を休めることを最優先にします。

目を閉じてまぶたの周囲を軽くマッサージしたり、蒸しタオルや冷やしたタオルなどをあててしばらくすると、症状が和らいできます。

また、ゆったりと入浴をして心身の疲れを取り、睡眠時間を十分に取ることも、顔面ミオキミアを防ぐことになります。

睡眠中は、光を遮断するアイマスクなどもおすすめです。


スポンサーリンク


関連ページ