悪玉コレステロールを減らす食品

中高年女性はコレステロール値が高くなる傾向がありますが、そのままにしておいては動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなってしまいます。

特に悪玉コレステロール(LDLコレステロール)には要注意です。悪玉コレステロールを減らす食品としては次のようなものがあるので、積極的に食べるようにしましょう。

悪玉コレステロールを減らす食品の種類

  • 大豆・大豆製品
    大豆や納豆、豆腐などの大豆製品には、血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
    また、大豆に含まれるサポニンやレシチンには、動脈硬化の原因となる過酸化脂質をできにくくする働きがあります。
    LDLコレステロール値が高めの中高年女性の方は、大豆や大豆製品はできれば毎日食べるようにしましょう。
  • 玉ねぎ
    玉ねぎには、ポリフェノールの一種であるケルセチンという成分が含まれていますが、このケルセチンには悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ働きがあります。
    また、血栓の形成を予防し、血糖値を下げる効果も知られています。色々な調理法ができる玉ねぎは、毎日食べたい野菜です。
  • 麦・オートミール
    麦やオートミールには、悪玉コレステロールを減らす働きのある水溶性食物繊維がたっぷりと含まれています。
    3食のうち、1食は麦ごはんにしてみたり、白パンの代わりに雑穀パンを食べるなどの工夫をすることにより、悪玉コレステロールを減らすことができます。
  • 昆布・わかめ
    昆布やわかめのネバネバした部分には、「アルギン酸」といわれる水溶性食物繊維が含まれていますが、このアルギン酸には腸内のコレステロールや胆汁酸を包み込んで便とともに排出する働きがあります。
    またアルギン酸には、血圧上昇を抑制する働きや、体内に溜まった有害物質を排出する働きもあることが知られています。
  • さつまいも
    便秘の改善に有効と言われるさつまいもには、不溶性食物繊維とともに、悪玉コレステロールを減らす働きのある不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
    さつまいもは太ると誤解されていますが、そんなことはありません。天ぷらや大学いもなどにすると油を使うため確かにカロリーオーバーになってしまいますが、ゆでてサラダにしたり、みそ汁の具にしたりすれば太ることはないので、安心して食べてください。
  • りんご
    りんごに含まれる食物繊維のペクチンには、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
    また、りんごに含まれるカリウムは、過剰になったナトリウムの排泄を助けるので血圧を下げる効果もあります。
    消化不良や下痢、便秘の改善も期待できるりんごは、積極的に食べたい果物のひとつです。
  • オリーブ油
    オリーブ油に多く含まれる一価不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを減らさないようにする働きがあります。
    日頃の調理には、サラダ油よりはなるべくオリーブ油を使うようにしましょう。


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