閉経に伴う生理不順対策

閉経前の生理不順は、女性にとってとてもつらいものです。月経の周期が不安定になるため、いつ生理が来るかわからず、出血量も多かったり少なかったりするので、心配や不安が尽きません。

この不安定な時期を少しでも明るく乗り切れるように、次のようなヒントを参考に生理不順対策をしてみてください。

  • 常に準備をしておく
    閉経前の生理は、月経の周期が短くなったり、だらだらといつまでも続いたり、突然出血量が増えたりします。
    生理がいつ来ても慌てないように、勤務先や外出先では常にナプキンを持ち歩くようにしましょう。
    準備をしておけば、安心感があるため、精神的にも楽になります。
  • ストレスを溜めないようにする
    ストレスが溜まると自律神経に影響を与え、生理不順や更年期の症状がひどくなりがちです。
    仕事上のストレスや家庭内のストレス、その他の人間関係の悩みによるストレスなど、なるべく溜め込まないようにしましょう。
    ストレスが溜まっていると感じたら、時には休みを取り、趣味やスポーツを楽しんだりして早めに解消するようにしましょう。
  • 大豆や大豆製品を積極的に食べる
    更年期の生理不順は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少が原因のひとつと考えられています。
    大豆や大豆製品には、このエストロゲンと同じような働きをする「イソフラボン」という成分が含まれています。
    そのため、イソフラボンを積極的に摂ることにより、生理不順や更年期障害の症状改善に役立ちます。
    納豆、豆腐、きな粉、豆乳などの大豆製品を積極的に食べるようにしましょう。
  • 閉経が確認できるまでは避妊する
    閉経前は月経の周期が不安定になりますが、この時期に妊娠しないという可能性はゼロではありません。
    生理がしばらく来ない場合でも、いきなり復活したり、排卵が行われることもあるからです。
    最後の生理から1年以上経ち、基礎体温表で高温期がないことを確認するまでは、避妊するようにしましょう。
  • おかしいと思ったら検査を
    更年期の生理不順は非常に個人差があるため、誰もが同じパターンをたどるわけではありません。
    しかし、あまりにも出血量が多かったり、つらい症状が出たり、いつまでも出血が続くような場合はためらわずに婦人科を受診しましょう。子宮や卵巣の病気が隠れている場合があるからです。
    検査の結果、更年期のホルモンバランスの変化が原因の不正出血であることがわかれば、症状を軽くするため止血剤やホルモン剤などによる治療が行われます。


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