疲れやすさを伴う病気は?

疲れやだるさがいつまでも抜けなかったり、ますます悪化する場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。

特に疲れやだるさのほかに発熱や発汗、むくみ、動悸、皮膚の変化、便や尿の異常などが見られるときは注意が必要です。


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疲れやだるさを伴う病気

疲れやだるさを伴う病気には、次のようなものがあります。

  • 糖尿病
    全身の倦怠感のほかに、のどが渇きやすい、甘いものが食べたくなる、尿が泡立ち量と回数が増える、皮膚がかゆかったり化膿しやすいなどの症状が見られる場合は、糖尿病の可能性があります。
    早めに専門医の診察を受けましょう。
  • 風邪
    疲れやだるさとともに発熱や咳、のどの痛み、鼻水などの症状を伴うときは風邪の可能性があります。
    この場合、風邪が治ると同時に疲れやだるさもおさまります。
  • 貧血
    貧血の場合、疲れやだるさのほかに顔が青白かったり、むくみや動悸、息切れなどの症状が見られます。
    軽い鉄欠乏症貧血などは鉄剤の服用などで改善できますが、他の病気が貧血を引き起こしている場合もありますので、きちんと診察を受けることをおすすめします。
  • シェーグレン症候群
    疲れやだるさのほかに、唾液が出にくくなるドライマウスや、目がゴロゴロして涙が出にくくなるドライアイなどの症状がある場合は、シェーグレン症候群が疑われます。
    症状がひどくなると日常生活にも支障をきたすようになります。
  • 急性腎炎
    疲労感のほかに、朝起きるときに顔がむくんでいたり、タンパク尿・血尿が出る場合は、急性腎炎の可能性がありますので、早めに専門医の診察を受けましょう。
  • 急性肝炎
    強い疲労感とだるさが急に出た場合、急性肝炎が疑われます。
    疲労感とだるさのほかに食欲不振、吐き気、悪寒、発熱、黄疸などの症状が現れることもあります。この場合は早急に治療が必要です。
  • 軽いうつ病
    ストレスの多い中高年女性に多く見られます。
    体が重く感じ、何もやる気がおきない、食欲がない、眠れない、急にやせてきたあるいは太ってきた、などの症状がある場合は軽いうつ病が疑われます。
    うつ病の場合、朝は気力がわかない状態が続き、夕方になるといくぶん元気が出て来るという特徴があります。
    この場合は、早めに心療内科などを受診して治療を受けることにより、回復も早まります。
  • 慢性疲労症候群
    精密検査や血液検査を行っても何の異常も見つからず、疲れやだるさが長期間続く場合、「慢性疲労症候群」の可能性があります。
    疲れやだるさのほかに、微熱や不眠、頭痛、のどの痛みや腫れ、首のリンパ節の腫れ、記憶力の低下、集中力の低下などが見られることもあります。
    この場合、この病気の診断が可能な病院を選んで根気良く対症療法を続けることが必要です。
  • その他
    その他に、疲れやだるさを伴う病気として、膠原病、白血病、低ナトリウム血症、重症筋無力症、その他の内臓系の病気があげられます。
    心配な方は大きな病院の総合内科などを受診して検査をうけてみましょう。
    また、疲れやだるさを伴う更年期障害も、重症化すると治療が必要になることもあります。


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