ほうれい線ができる原因は?
鼻の横から八の字に伸びるほうれい線は、深くくっきりと刻まれるほど、顔全体がとても老けて見えます。
このほうれい線はなぜできるのか、その原因を知っておき、早め早めに対策を取りましょう。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線は、もともと誰にでもありますが、次のような複数の原因が重なると目立つようになってきます。
- 肌のたるみ
肌のたるみは、ほうれい線が目だってくる最大の要因と言えます。
肌に十分な弾力と潤いがあるうちは殆ど目立ちませんが、加齢とともに肌が弾力を失い、頬についている脂肪が重力に逆らえず下に落ちると、溝が深くなりくっきりとしたハの字型になって表れます。
- 肌の乾燥
肌が乾燥すると、大小さまざまなシワができやすくなりますが、ほうれい線も例外ではありません。
皮膚の表面の水分が失われると、カサカサとして潤いがなくなり、弾力もなくなってきます。
最初は細く浅かったシワも、皮膚の乾燥状態が長く続くと、溝が深く刻まれるようになります。
- 表情筋の衰え
人間の顔には、表情筋と言われる30種類以上の筋肉があり、その筋肉が複雑に動いてさまざまな表情を作っています。
しかし、体の他の部分の筋肉と同じように、表情筋は使わなければ年齢とともに衰えてきます。
特に頬を支えている筋肉が弱ってくると、顔全体の筋肉が下がってきて、ほうれい線が目立つようになります。
- 紫外線
紫外線は、肌にさまざまなトラブルを起こしますが、顔に細かなシワを作ったり、ほうれい線を深くする原因にもなっています。
顔の皮膚は、コラーゲンとエラスチンという繊維により、ハリを保っていますが、紫外線はその繊維を切断してしまい、皮膚細胞にも致命的なダメージを与えるからです。
- 目の疲れ
目の疲れとほうれい線は、関係がないように見えますが、そうではありません。
目が疲れると、目の周辺の筋肉が緊張し、それが長期化すると肩こりのような「こり」の状態になってしまいます。
その結果、目の筋肉と口の筋肉をつないでいる「上唇挙筋」が凝り固まって、ほうれい線になってしまうのです。
- 無理なダイエット
無理なダイエットによって急激に痩せると、顔の皮膚はしぼんだ風船のようになり、顔のあちこちにシワやたるみが表れます。
さらにダイエットによって栄養不足に陥っている場合は、たるんでしまった皮膚がなかなか元に戻らず、ほうれい線も深くなってしまいます。
- 前かがみの姿勢
パソコンによるデスクワークやその他の仕事などで、前かがみの姿勢を長時間続けると、重力の作用で頬がたるみやすくなり、ほうれい線を深くします。
- 喫煙
美肌の大敵と言われる喫煙の習慣は、ほうれい線にも大きな影響を与えます。
タバコに含まれるニコチンには毛細血管を収縮する作用があるため、酸素や栄養素が隅々まで行き渡らなくなり、肌の機能を低下させます。
また、活性酸素を過剰に発生させ、健康な肌に必要なビタミンCやコラーゲンを破壊してしまうため、ほうれい線も目立つようになります。
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